店舗を訪れる来訪者の視線を釘付けにするのが、品書きに並ぶ圧巻のラインナップです。うなぎ処いっしきのメニューは、うなぎ本来の肉質と香ばしさをダイレクトに味わえる「うな重」と、名古屋めしの真骨頂を堪能できる「ひつまぶし」の二大巨頭を軸に構成されています。
特筆すべきは、うな重やひつまぶしの値段設定です。近年のシラスウナギ漁獲量の変動や流通コスト高騰の波を受けつつも、産地問屋や生産者ネットワークと直結した調達力により、大都市圏の専門店と比較して約30〜40%ほど割安な水準を維持しています。お膳が運ばれて蓋を開けた瞬間、器の縁までびっしりと敷き詰められた黄金色のうなぎが放つ圧倒的なビジュアルは、訪れた者の期待を一切裏切りません。
店内だけでなく、うなぎ処いっしきのテイクアウト需要も極めて旺盛です。お盆や年末年始、土用の丑の日前後はもちろん、普段の週末でも持ち帰り用のうな重弁当を複数個予約して帰路につく観光客の姿が絶えません。冷めても身が固く締まりすぎず、香ばしさを留めるのは、炭火で余分な脂を落としつつ旨味を閉じ込める焼きの精緻さがあるからにほかなりません。