今回の体質改善工事における変更点は、利用者の快適性向上から保安装置の近代化まで多岐にわたります。外観で最も目を引くのは前照灯のLED化です。従来のシールドビームやHIDから最新の角型・多灯式LEDへと換装され、夜間視認性の向上とともに精悍なフロントマスクを形成しています。また、先頭部にはすでに定着した223系前面転落防止幌が引き続き標準装備され、連結運用時の安全性が堅持されています。
一方、利用者が最も恩恵を受ける車内空間の進化は劇的です。従来の1段式LEDスクロール表示機に代わり、ドア上部には車内案内表示器としてワイドLCD(液晶ディスプレイ)が新設されました。停車駅案内や遅延情報がフルカラーで直感的に把握できるようになり、インバウンド観光客への多言語案内にも対応しています。