リペアは単なる「穴塞ぎ」にとどまらず、唯一無二のファッションピースへと昇華させるカスタマイズの手段でもあります。ダメージを隠すのではなく、アクセントとして昇華させるダメージデニムのおしゃれな当て布テクニックが注目を集めています。
代表的な手法が、ジーンズの当て布を表からパッチワーク状に縫い付ける手法です。ヴィンテージのバンダナ生地、インディゴ染めの刺し子布、あるいはヒョウ柄やチェック柄のファブリックをあえて表に配置し、端を切りっぱなしにしてステッチで叩くことで、日本の伝統技法「BORO(襤褸)」やグランジファッションに通じる重厚な佇まいを演出できます。
また、裏地にあえて鮮やかなペイズリー柄や赤のネルチェックを仕込み、激しく裂けたクラッシュの隙間から柄を覗かせる手法も高い支持を得ています。歩行時や座った瞬間にだけ柄がチラリと見える奥行きのある演出は、既製品にはない個性を楽しむ大人の遊び心として定着しています。