館内を歩けば、変化の風は一目瞭然だ。今回のリニューアルにおける最大の眼目は、従来の「アパレル偏重」からの完全な脱却にある。衣料品フロアの大規模な圧縮に伴い、日常的に通いたくなるウェルネス・体験型エリアが拡充された。長年愛されてきたデパ地下の食品フロアも動線がゼロから見直され、地元埼玉の銘醸蔵やクラフトフードが一堂に会する特設ゾーンが誕生している。
さらに注目すべきは、利用客のライフスタイルの変化を見据えた営業時間の見直しだ。平日の仕事帰りでもゆったりと買い回りができるよう、地下食品フロアと一部レストラン街の営業時間が段階的に見直され、利便性が飛躍的に向上した。短時間の立ち寄り需要と休日の滞在需要、その双方を過不足なく受け止める設計が隅々まで行き届いている。