「湯船に毎日入ると皮脂が落ちすぎて乾燥肌になる」という噂の真相はどうなのでしょうか。皮膚科専門医の見解をまとめると、「毎日入ること自体が悪いのではなく、湯温と入浴時間の超過が原因」であることが判明しています。
肌の最外層にある角質層には、セラミドをはじめとする「細胞間脂質」や「天然保湿因子(NMF)」が存在し、肌の水分を守っています。しかし、42℃以上の熱いお湯に浸かったり、15分以上の長風呂を続けたりすると、これらの保湿成分がお湯の中に溶け出してしまうのです。これこそが、入浴後に肌が突っ張る最大のメカニズムです。
乾燥肌を防ぎつつ湯船の恩恵を受けるためのポイントは明確です。お湯の温度を38〜40℃のぬるめに設定し、浸かる時間は10〜15分以内に留めること。さらに、浴室を出てから10分以内に高保湿ローションやミルクで油分を補給することで、入浴による肌トラブルは確実に回避できます。