ハリウッドの大手スタジオであるパラマウント・ピクチャーズが配給を手掛けたものの、封切り当初の興行成績は決して芳しいものではなかった。当時の映画産業において、インターネットカルチャーから派生したシュールで不条理な笑いは、劇場に足を運ぶ一般層にとってあまりに前衛的すぎたのだ。批評家たちの評価も真っ二つに割れ、興行的には大赤字という冷酷な現実を突きつけられた。
しかし、物語はそこで終わらなかった。DVDの発売やインターネットの普及に伴い、熱狂的なファン層が自然発生的に形成されていく。観客が繰り返しお気に入りのシーンを見返し、セリフを引用し合うことで、本作は本物のコメディ映画として唯一無二の地位を確立していった。興行収入の数字だけでは決して測れない映画の生命力が、ここには確かに宿っている。