銀座の食文化に大きな革新をもたらした立役者として、決して外すことができないのがオーストラリア・シドニー発の「THE APOLLO」だ。実業家サム・クリスティ氏らが手がけたこのモダンギリシャレストランは、従来の郷土料理のイメージを劇的に塗り替えた。スタイリッシュな空間デザインと、シェアスタイルで楽しむモダンな地中海料理は、瞬く間に東京の感度の高い美食家たちを虜にした。
同店が入居する東急プラザ銀座の洗練されたフロアは、いつも心地よい活気に満ち溢れている。コンクリートシックなインテリアの中で提供される大皿料理は、シンプルでありながら素材のポテンシャルを最大限に引き出す計算し尽くされた仕上がりだ。サム・クリスティ氏の美学が貫かれたこのスタイルは、日本の外食産業におけるカジュアル・ラグジュアリーの新たな基準を作り上げたといっても過言ではない。