11月のリスト発表時、ファンから「なぜ落選したのか」と疑問の声が上がるケースは少なくありません。しかし、業界の内情を精査すると、すべての未掲載が純粋な「落選」を意味しているわけではありません。
NHK側の選考基準である「今年の活躍」「世論の支持」「番組の企画・演出」を満たしていても、以下の要因で追加枠に回ることがあります。
ひとつは、演出プランの規模です。フルオーケストラの起用や特殊な舞台装置、事前収録や海外中継などを要する場合、通常の番組進行枠とは別建てで制作費や尺を確保しなければなりません。もうひとつは、勝敗への配慮です。圧倒的な影響力を持つ大物が出場すると組ごとのバランスが崩れるため、あえて中立的な立場の「特別枠」として出演を取り付ける戦略的配慮が働きます。