この特異な言葉がどこから生まれたのか、その核心に迫るには2ちゃんねる(現5ちゃんねる)の「なんでも実況J(通称:なんJ)」の歴史を振り返る必要があります。2ch ハラデイ 由来の根底にあるのは、野球実況文化ならではの言葉遊びです。
言葉の直接のモデルとなったのは、実在した伝説のハラデイ 野球選手、すなわち元MLB投手のロイ・ハラデイ(Roy Halladay)氏です。トロント・ブルージェイズやフィラデルフィア・フィリーズでエースとして君臨し、サイ・ヤング賞を2度受賞、2010年には史上20人目となる完全試合およびポストシーズンでのノーヒットノーランを達成した正真正銘の大投手でした(2019年にアメリカ野球殿堂入り)。
当時、なんJの掲示板では、何かにつけて「画像を貼れ」と要求する際に関西弁風の語気「貼らんでええのか」「貼らんかい」が変化した「貼らでい」というフレーズが使われていました。ある時、野球実況を行っていた住民が、この「貼らでい」の語感がメジャー屈指の好投手「ロイ・ハラデイ」のラストネームと完全に一致していることに着目。「画像ハラデイ」「ハラデイ」と書き込んだところ、その語呂の良さとシュールな響きが大ウケし、一気に定番ミームへと昇華したのです。
名投手の威厳と、ネット民による「早く画像を見せろ」という俗っぽい欲求。この極端な落差こそが、ハラデイ 元ネタがこれほど長く愛され続ける最大のエンジンとなっています。