加齢に伴う皮脂分泌量の低下や、皮膚の菲薄化(ひはくか)が進む40代・50代の塗り方においては、「顔全体を均一に覆わない」引き算の美学が求められます。
たるみ毛穴や目元の小ジワが目立ち始める世代では、顔の外側までしっかりファンデーションを塗ると、立体感が失われて顔が膨張して見えるだけでなく、表情の動きでシワに粉が溜まる原因になります。顔の中心(目の下の三角ゾーン)を中心に薄く伸ばし、フェイスラインや目元・口元はブラシに残ったわずかな粉を払う程度にとどめるのが、厚塗り感を出さない最大のコツです。
一方、粉吹きを恐れる乾燥肌の使い方としては、塗布前のスキンケアで油分補給だけでなく水分をしっかり蓄えさせることが前提となります。最新の製剤技術を取り入れたパウダーは、アミノ酸誘導体や植物性スクワランで一粒子ずつコーティングされているため、適切な下地と合わせればリキッド以上に乾燥を感じさせないしなやかな膜を形成可能です。