第七師団を率いる情報将校・鶴見篤四郎を演じたゴールデンカムイ実写鶴見中尉玉木宏の怪演は、本作のハイライトの一つです。額のプロテクターから脳汁が滴る異様なビジュアルを完璧に着こなし、狂気と冷徹さ、そして部下を心酔させる底知れないカリスマ性を低音ボイスで見事に表現しました。原作からそのまま抜け出してきたかのような完成度は、実写化のハードルを一気に引き上げました。
また、複雑な生い立ちと暗い情念を抱える孤高の狙撃手、ゴールデンカムイ実写尾形役眞栄田郷敦の佇まいも見逃せません。銃を構える指先の所作から、何を考えているか悟らせない冷たい視線、トレードマークである髪をかき上げる仕草に至るまで、尾形百之助の美学を完璧に具現化。銃撃戦での緊迫感あふれるアクションは、多くのファンを魅了しました。