TBSテレビが制作した『ノーサイド・ゲーム』は、従来のスポーツドラマの枠組みを大きく揺るがした。経営不振に苦しむ企業と、廃部の危機に瀕したラグビー部が二人三脚で再起を図るストーリーは、単なる精神論にとどまらず、組織改革や地域密着といった現代社会の切実なテーマを真正面から描いていたからだ。
放映後もその熱量は冷めることがなく、現在は動画配信サービスU-NEXTなどで視聴され続けている。リアルタイムで熱狂したファンだけでなく、新たな世代の視聴者がドラマを通じて楕円球の魅力に開眼するケースが絶えない。作品が遺した文化的インパクトは、ラグビーという競技の認知度向上に測り知れない貢献を果たした。