日本の道路運送法において、客を乗せて対価を得る「旅客自動車運送事業」を行うには、国土交通大臣の許可が不可欠である。許可を受けた事業者の車両には、事業用の緑色ナンバープレート(軽自動車の場合は黒色)が装着される。これがいわゆる「緑ナンバー」だ。
対して一般の自家用車に割り当てられるのが、白いナンバープレート。つまり許可を得ずに自家用車で有料送迎を行うことが、そのまま違法行為の根拠となる。緑ナンバーを取得するには、運行管理者の配置、厳しい車両点検、ドライバーの二種免許取得、さらには対人・対物無制限の損害保険加入など、極めて高いハードルをクリアしなければならない。白タク業者はこれらの莫大なコストと手間をすべて踏み倒すことで、不当に安い価格や高額な「ボッタクリ価格」を設定しているのだ。