実際に現地へ足を運んだ利用者は、どのような感想を抱いているのでしょうか。大手口コミサイト、Googleマップ、SNS等の投稿データから客観的な評判を精査しました。
ポジティブな評価として圧倒的に多いのは、野菜料理に対する概念の変化です。「普段は野菜が苦手な子どもが、人参や大根の煮物を無言で平らげた」「揚げたての天ぷらから広がる山菜の香りが忘れられない」といった、素材の力強さに感動する声が目立ちます。また、登録有形文化財に指定された王隠堂家住宅の威厳ある梁や柱、手入れの行き届いた中庭を眺めながら過ごす時間そのものに、高いリラクゼーション価値を見出す人が大半を占めています。
一方で、慎重派の意見やネガティブ寄りの指摘も見逃せません。最も多く挙げられているのが「山道のアプローチに対する不安」です。国道から集落へ入るルートは一部道幅が狭く、対向車とのすれ違いに気を使う箇所があります。「運転に慣れていないとヒヤリとする」「本当にこの道であっているのか不安になった」という声が一定数存在します。
さらに、「肉や魚をガッツリ食べたい若い男性にはボリューム感や味付けが優しすぎるかもしれない」という指摘もあります。王隠堂が提供するのは、あくまで大地の恵みと伝統的な発酵調味料を活かした素朴かつ奥深い野菜料理です。濃厚な肉汁やスパイシーな刺激を求める層と、滋味深さを愛でる層との間で、事前の期待値のズレが生じることがある点は理解しておく必要があります。