歴史の針を大きく戻すと、サンシャインシティが建つこの地は、日本の戦後復興と都市再開発の象徴的エリアであった。かつて池袋周辺には多くの文化人やアーティストが集い、漫画の神様と称される手塚治虫をはじめとする才能たちが新しい日本カルチャーの礎を築いた背景がある。
そしてサンシャインシティ全体の都市計画において、理念の構築に深く関わった梶原茂をはじめとする都市計画家たちは、単なる高層ビル群ではなく「人と文化が交差する複合都市」を追求した。その志は「池袋サンシャインシティ 文化会館ビル」の構造や理念にそのまま受け継がれている。商業とカルチャーが互いを高め合う都市空間のDNAは、展示ホールCの賑わいの中に今も確実に息づいている。