真に体調を崩している人物が、年間何十本もの過酷な全国ツアーを継続的に完走することなど物理的に不可能だ。大音量の重低音が響き渡り、空気が熱を帯びるライブハウスの環境は、観ている側にとっても体力を削られる空間である。その中心に立ち、100分間フルパワーで熱唱し続けるのには、強靭な心肺機能と体幹の強さが不可欠だ。
長年のライブ経験を通じて培われたしなやかな筋肉と高い心肺能力は、見た目の細さからは想像もつかないほどの耐久力を誇る。余分な脂肪がないからこそ熱がこもりにくく、激しいパフォーマンスでも体力を効率的に配分できるという見方もできる。