It重説対応物件とは?店舗不要の裏に潜む落とし穴と契約の流れ

It重説対応物件とは?店舗不要の裏に潜む落とし穴と契約の流れ

It重説対応物件とは?店舗不要の裏に潜む落とし穴と契約の流れに関する基本知識を初心者にも親しみやすくまとめました。詳細を読もうことができます。

IT重説に対応した物件へ申し込み、鍵の引き渡しに至るまでの標準的なプロセスの全体像を把握しておくことで、直前の慌ただしさや手続き漏れを未然に防ぐことができます。

ステップ1:物件申し込みとIT重説の事前同意
内見(現地内見またはオンライン内見)を終え、入居申込書を提出して入居審査を通過した後、不動産会社から「IT重説の実施に関する同意書」への署名・同意を求められます。これは宅建業法上、オンラインでの実施に対する借主側の承諾が不可欠であるためです。

ステップ2:重要事項説明書の事前送付と書面確認
ここが極めて重要な分岐点です。IT重説を実施するにあたり、不動産会社は「事前に重要事項説明書および添付書類を借主の手元に届ける」ことが法令で義務付けられています。電子契約サービス(クラウドサインやDocuSignなど)経由でダウンロード用URLが届くか、郵送で紙の書類が送られてきます。IT重説の実施日までに事前送付された書面確認を怠ると、当日の理解度が大幅に低下します。

ステップ3:接続ツールの確認と環境準備
利用するWeb会議ツール(Zoom、Teams、Google Meet、または不動産専用システム)の指定があり、招待URLが発行されます。カメラとマイクの動作テストを前日までに済ませておく必要があります。

ステップ4:IT重説の本番実施
予約日時に接続します。最初に行われるのが宅地建物取引士証の提示義務の履行です。宅建士は画面越しに、顔写真付きの資格証を借主がはっきりと目視できる形で提示しなければなりません。その後、重要事項説明書の内容を読み上げ・解説しながら進行し、所要時間は通常40分〜1時間半程度となります。

ステップ5:不動産電子契約の締結と決済
説明内容にすべて納得できたら、賃貸借契約の締結に進みます。最新の不動産電子契約システムを用い、メールやSMSに送られてくる認証リンクから電子署名を行います。その後、指定口座への初期費用の振込、鍵の郵送受け取り、または入居当日の現地引き渡しを経て完了となります。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。