トップモデルからNHK連続テレビ小説『ごちそうさん』のヒロインへと大ブレイクを果たした杏は、母親への生活支援と節税を目的として、2009年に個人事務所「T社」を設立。大手芸能事務所トップコートに所属しながら、ギャラの一部をT社経由で受け取る形態を整え、母親を代表取締役に就任させました。
しかし、親娘の絆を取り戻そうとしたこの試みは、皮肉にも最悪の結果を招くことになります。2014年頃、母親が再び特定の女性霊能者に心酔し、事務所の利益から年間数千万円に及ぶ高額なコンサルタント料や寄付金を送金している事実が発覚。母の暴走を止めるため、杏は個人事務所を離脱し、トップコートと直接専属契約を結ぶ決断を下しました。
これに激怒した母親側は、2017年に杏を相手取り提訴。「T社との専属契約は継続している」として、契約期間中の売上や違約金など総額約12億円の損害賠償を請求する民事裁判を起こしたのです。公判では、母親側から杏の私生活や過去の交際歴に関する赤裸々な主張が準備書面で提出されるなど、実の親娘とは思えない泥沼の暴露合戦へと発展しました。