エアコン室内化粧カバーを巡るトラブルの大半は、料金体系の不透明さに起因しています。多くの家電量販店では、エアコンの標準取付工事に室内カバー工事を含めておらず、すべて「当日現場見積もりの追加工事」として処理される仕組みです。
特に注意を要するのが、エアコン本体の設置完了後に改めてカバーだけを取り付けようとするケースです。エアコン室内化粧カバーの後付け費用は、本体取付と同時の施工に比べて割高になります。すでに冷媒ガスが充填され配管が壁と接続されている状態にカバーを被せる作業は難度が高く、場合によっては一度ガスを回収して配管を取り外す工程が発生するため、再設置工事と同等の工数が請求されます。
主要な施工ルートにおけるエアコン室内化粧カバー工事費相場と内訳を比較したデータは下表の通りです。
工事業者の現場作業員によると、「曲がり部材(コーナーパーツ)が3箇所以上ある複雑な梁回りでは、部材代と工料だけで追加2万円を超えるケースもある」と証言しています。契約前に室内機の設置予定位置と配管穴の位置関係を正確に測定し、曲がり角が何箇所発生するかをあらかじめ把握しておくことが、予期せぬ出費を防ぐ最善策となります。