右手の薬指に指輪を着ける心理は、男性と女性で微妙にニュアンスが異なる。男性の場合、「パートナーがいることのアピール(不要な接近の防止)」として身につけるパターンと、「純粋なファッションアイテム」としてスタイリングのアクセントにするパターンに大別される。特に近年は、メンズジュエリーの浸透に伴い、シルバーやゴールドの重厚なリングを右手に配し、洗練された大人の余裕を演出する男性が増加した。
一方で女性の心理としては、自身のモチベーションを高めるための「お守り」としての側面が色濃い。Instagramを覗けば、お気に入りのネイルと繊細なリングを組み合わせたコーディネート写真が無数にアップロードされている。そこにあるのは誰かに見せるためだけの装飾ではなく、「自分の機嫌は自分で取る」という現代女性の誇りだ。同時に、周囲に対して「今はフリーではない」という密かなサインを送る牽制の役割を兼ねているケースもあり、男女ともに極めて戦略的かつ自然体で右手の薬指を活用しているのが実情である。