小学生の50M走最新平均値と速く走る裏ワザ!運動会で1位を狙う極意

小学生の50M走最新平均値と速く走る裏ワザ!運動会で1位を狙う極意

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インターネット上や保護者仲間の間でまことしやかに囁かれている走力アップのノウハウの中には、スポーツ科学の観点から見て明白な誤謬(ごびゅう)や、かえって足を遅くしてしまう危険なアドバイスが散見されます。

代表的な誤解が「ももを高く上げて走れ」という指導文句です。学校の体育や昭和の部活動で頻繁に使われてきた言葉ですが、これを意識しすぎた子どもは、骨盤が後傾し、身体の後ろに重心が残った状態で無理に太ももを持ち上げようとします。その結果、前進エネルギーが真上への跳躍力に逃げてしまい、足の回転数(ピッチ)が著しく低下します。現代のスプリント理論における正解は「ももを高く上げる」のではなく、「地面を強く押した足を素早く前へ引き戻す」ことです。

また、「つま先立ち(常につま先立ちで走る)の過剰意識」も危険です。かかとを地面につけない意識が強すぎると、ふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)が過剰に緊張して固まり、アキレス腱の弾性エネルギーをうまく活用できなくなります。接地の一瞬にはかかとがごくわずかに地面に触れ、すぐに反発して離れるのが人間本来の自然なスプリント動作です。

さらに、ネット上で散見される「輪ゴムを足に巻くと速くなる裏ワザ」などの民間療法的なメソッドについては、一時的に足指の意識が高まるプラセボ効果はあるものの、根本的なスプリント動作の習得には結びつきません。基本となる姿勢と重心移動をおろそかにしたまま小手先のテクニックに頼るのは本末転倒と言わざるを得ません。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。