長野駅をスムーズに利用するための大原則は、2階の「東西自由通路」がすべての起点になっているという構造を理解することです。JR東日本およびしなの鉄道の改札口、そして北陸新幹線の改札口はいずれもこの2階フロアに面して直線上に配置されています。まずは長野駅の構内図の基本構造と、対照的な表情を持つ2つの出入口の役割を整理しておきましょう。
駅西側に広がる「善光寺口」は、善光寺の玄関口にふさわしい荘厳な大庇と列柱(長野県産スギ材を使用)がシンボルです。駅前広場には路線バスターミナルやタクシー乗り場が広がり、飲食店や商業施設が立ち並ぶメインエリアとなっています。一方、東側の「東口」は志賀高原・白馬方面へのスノーリゾート急行バスや東京・名古屋・関西方面への長距離高速バスの発着場、大型ホテルやオフィスビルが立ち並ぶ機能的なエリアです。この長野駅の善光寺口と東口の位置関係を把握しておくだけで、駅構内での迷走は大幅に防げます。
鉄道網の中核である北陸新幹線の長野駅停車駅事情に目を向けると、最速達列車「かがやき」をはじめ「はくたか」「あさま」の全列車が停車します。東京駅から長野駅までは最速1時間17分で直結しており、2024年の金沢〜敦賀間延伸以降も信越エリアの要衝としての存在感は揺らぎません。長野駅での新幹線乗り換えに関しては、新幹線改札口を出て正面右手にJR在来線・しなの鉄道の乗り換え改札口が隣接しているため、標準乗り換え時間は約5〜8分と非常にコンパクトに設計されています。