2018年ロシアW杯の真実!西野ジャパン激闘譜とロストフの14秒

2018年ロシアW杯の真実!西野ジャパン激闘譜とロストフの14秒

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大会全体を俯瞰すると、2018年ロシア大会は従来のポゼッション至上主義が崩壊し、堅守速攻とセットプレーの精度が勝敗を分けるパラダイムシフトの大会となりました。ディディエ・デシャン監督率いるフランス代表は、キリアン・エムバペの圧倒的なスピードとアントワーヌ・グリーズマンの戦術眼、エンゴロ・カンテの広大な守備範囲を軸にトーナメントを勝ち上がり、決勝でクロアチアを4-2で破って20年ぶり2度目の栄冠に輝きました。

項目・タイトル詳細・数値データ一般的な基準・歴代比較編集部の見解・評価優勝国フランス(20年ぶり2回目)1998年自国開催以来の戴冠ポゼッションに固執せず、強固な守備からのカウンターを極めた現実主義の勝利。準優勝・3位・4位準優勝:クロアチア / 3位:ベルギー / 4位:イングランドクロアチアは人口約400万人で史上最高成績延長戦を3試合連続で制したクロアチアの驚異的なメンタリティと技術が世界を魅了。大会最優秀選手(MVP)ルカ・モドリッチ(クロアチア)同年のバロンドールも受賞豊富な運動量と卓越したゲームメイクで小国を牽引したリーダーシップへの文句なしの評価。大会得点王(ゴールデンブーツ)ハリー・ケイン(イングランド)計6得点イングランド勢としては1986年リネカー以来PK3本を含むセットプレーでの高い決定力で母国の28年ぶりベスト4進出に貢献。日本代表の成績ベスト16(最終順位15位 / 1勝1分2敗)アジア勢で唯一のグループリーグ突破ベルギー相手に2点リードを奪うなど、強豪国と互角に渡り合えるポテンシャルを証明。

大会前の優勝候補筆頭と目されていた前回王者ドイツがグループリーグ最下位で敗退し、スペインやアルゼンチンといったボール保持型の強豪が早期に姿を消すなど、ロシアW杯 決勝トーナメント結果はフットボールの戦術トレンドが「ボール保持」から「トランジション(攻守の切り替えスピード)」へと明確に移行したことを決定づけました。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。