大学難易度の指標として用いられる偏差値BFとは、大手予備校の河合塾が設定している「ボーダー・フリー(Border Free)」の頭文字を取った区分です。模試の結果を基に合格可能性50%のライン(ボーダーライン)を算出する際、志望者数に対して募集人員が大きく上回っている、あるいは不合格となる受験生がほとんど存在しない学科・専攻に対して付与されます。
一般的な入試難易度の序列において、河合塾の偏差値スケールは下限が偏差値35.0前後に設定されています。しかし、模試受験者のデータ上で合格率が極めて高く、統計上「ここまで得点できれば50%受かる」という境界線が引けない場合に「BF」と表記されます。つまり、学力による選抜機能が実質的に働いていない状態を客観的に表したデータ区分といえます。
近年では一般選抜だけでなく、共通テスト利用入試におけるボーダーフリーも目立つようになりました。共通テストの得点率が何パーセントであっても合格ラインに達してしまう学部・学科が存在し、入試要項を見る受験生に大きなインパクトを与えています。