デルフィーヌの生い立ちを語る上で欠かせないのが、父であるフランスの著名な映画監督、イヴ・シャンピ(Yves Ciampi)の存在です。
岸惠子とイヴ・シャンピは、1957年に公開された日仏合作映画『忘れえぬ慕情』での共演をきっかけに電撃結婚。当時の日本では前代未聞だった国際結婚は、国内外のメディアで大々的に報じられました。二人の間に誕生したのがデルフィーヌです。
幼少期のデルフィーヌは、パリ市内の瀟洒なアパルトマンで、映画人や芸術家が日常的に出入りする極めて文化的な環境で育ちました。しかし、多忙を極める両親の間にはすれ違いが生じ、1975年に岸惠子とイヴ・シャンピは離婚。その後、イヴ・シャンピは1982年に他界しましたが、父から受け継いだ鋭い映像感覚と芸術的感性は、現在のデルフィーヌの音楽活動にも深く影響を与えています。