没後、高倉さんが生前に設立した個人事務所「高倉プロモーション」は、小田氏の手によって解散・整理が進められた。これに伴い、膨大な出演作の肖像権管理や関連事業の舵取りは彼女が一手に担うこととなった。
ファンや地元関係者の間では、ゆかりの地に公式な記念館を設立することを望む声も根強く存在した。しかし、本人が生前「記念館のようなものは作らないでほしい」と言い残していたこともあり、大々的な施設建設は見送られてきた。その代わりとして、小田氏は書籍の執筆や展覧会の監修を通じて、高倉健という表現者が残した哲学を後世へ正しく継承する活動を続けている。