西川貴教の社会的価値を語る上で欠かせないのが、滋賀県との強固な絆と、CMを通じた国民的な好感度です。
2008年、滋賀県から初代「滋賀ふるさと観光大使」に任命された西川は、翌2009年に滋賀県草津市烏丸半島で初となる大型野外ロックフェス「イナズマロックフェス」を立ち上げました。琵琶湖の水質保全と地域振興を掲げたこのフェスは、当初の懸念を跳ね返し、毎年動員数10万人規模、県内への経済波及効果は十数億円単位に達する巨大イベントへと成長しました。行政・地元企業・住民と粘り強く対話を重ね、ゴミ拾いや環境対策を徹底する姿勢は、全国の自治体からも地方創生の成功モデルとして注目されています。
また、エステー「消臭力」のCMシリーズは、彼のキャリアにおける大きな転換点となりました。2011年3月の東日本大震災直後、ポルトガル・リスボンの街頭で伸びやかに歌い上げる西川の姿は、日本中に大きな勇気と希望を届けました。ユーモアと圧倒的な歌唱力を融合させたこのCMシリーズは10年以上にわたって親しまれ、「西川貴教が出演するだけで空気が明るくなる」という確固たる国民的認知を獲得したのです。