「道の駅なかとさ」を訪れる最大の動機となっているのが、高知県中土佐町が誇る極上グルメの数々です。敷地内のマルシェや食事処では、一般的なドライブインの域を遥かに凌駕する本格的なランチ体験が待っています。
中でも象徴的な存在が、名物の「カツオのタタキ」です。敷地内の専門店では、ガラス越しに立ち上る豪快な炎を見学できる藁焼きの実演が行われており、注文を受けてから職人が強い火力で一気に表面を炙り上げます。パチパチと爆ぜる藁の芳ばしい薫香をまとったタタキは、皮目はパリッと香ばしく、中はしっとりとした濃厚な赤身の旨味が凝縮。薬味のニンニクスライスと青ネギをたっぷりのせ、室戸の天日塩や特製ポン酢で頬張る瞬間は、まさに至福の体験と言えます。
さらに見逃せないのが、オープンエアの屋台やテラスで楽しめる「浜焼き海鮮」です。地元久礼港で水揚げされた長太郎貝(ヒオウギガイ)やサザエ、大ぶりのエビ、脂ののった干物を自分で焼き上げるスタイルは、旅の情緒を最高潮に高めてくれます。ジュージューと音を立てながら貝汁が沸き立つ香ばしさは、訪れた人々の記憶に深く刻まれます。