WebコミュニティやQ&Aサイトに寄せられる年間数千件の肌荒れ相談を分析すると、多くの生活者が良かれと思って行っているスキンケアが、実はカミソリ負けを悪化させている実態が浮き彫りになっています。
「ブツブツの頭に白い点が見えたのでニキビ用の針や指で潰したところ、翌朝には周囲一帯が赤く腫れ上がって激痛が走った」という声は後を絶ちません。毛嚢炎の膿疱を潰す行為は、毛包壁を破壊して真皮深層へ感染を拡大させ、クレーター状の瘢痕を残す最大の要因です。
さらに、男性ユーザーに極めて多い失敗が「清涼感のあるメントール入り化粧水で肌を引き締める」というケアです。角質が剥がれた無防備な皮膚にエタノールやメントールを塗布すると、化学熱傷に近い強い刺激となり、接触皮膚炎を重症化させてしまいます。荒れた肌に必要なのは「刺激を与える引き締め」ではなく「油分による物理的密閉保護」であることを認識しなければなりません。