一言に鼻づまりと言っても、その背景にある病態は様々だ。春先や秋口に猛威を振るう花粉症をはじめとするアレルギー性鼻炎は、免疫系が過剰反応を起こし、ヒスタミンなどの化学物質が下鼻甲介の血管を拡張させることで発生する。
一方で、アレルゲンが特定できないにもかかわらず、寒暖差やストレス、自律神経の乱れによって突然鼻が詰まる「血管運動性鼻炎」も増加傾向にある。冷え込む朝晩やエアコンの効いた部屋に入った瞬間に鼻が塞がる場合、このタイプを疑う必要がある。自身の鼻づまりがどの病態に起因しているかを正しく把握することが、適切な対処の第一歩となる。