益子の街を語る上で欠かせないのが、人間国宝・濱田庄司の存在だ。民藝運動の巨匠が愛し、美を見出したこの土地には、今なお実用と美が融合した独自のクラフトマンシップが息づいている。益子町観光協会が推進する体験型観光の広がりとともに、宿を拠点に工房やギャラリーを巡る人々が増加している。
旅のあり方がモノ消費からコト消費へとシフトするなか、地域社会のありのままの風景や暮らしに触れる「里山ツーリズム」が脚光を浴びる。益子舘 里山リゾートホテルは、まさにそのハブとしての役割を担っているのだ。朝の散策路を歩き、地元の陶芸家が手がけたカップで珈琲を味わう。そんな飾らない時間こそが、旅人の記憶に最も深く刻まれる贅沢なのかもしれない。