薫子さんの生い立ちを語る上で欠かせないのが、父・郷ひろみと母・二谷友里恵という昭和から平成の日本を彩った二人の存在だ。世間の羨望を一心に集めたビッグカップルのもとに生まれた彼女だが、家庭内での教育方針はきわめて質実剛健なものだった。
母である二谷友里恵は、芸能界の華美な世界から子どもたちを遠ざけ、地に足のついた知性と教養を身に付けさせることに心を砕いた。幼少期から厳格なプライバシー保護のもとで育てられた薫子さんは、名門校での学びを通じて自身のアイデンティティを確立。偉大な両親を持ちながらも、自分自身の力で社会に貢献したいという強い自立心を育んでいった。