時代は下り、2026年現在、Jホラーの系譜やサイバーホラー作品はNetflixなどのグローバルなストリーミングプラットフォームを通じて世界的な再評価を獲得している。かつて日本の一地域や言語圏に限られていたネット怪談やチェーンメールの文化が、多言語字幕や吹替によって世界中の視聴者へ届けられているのだ。
海外の観客にとって、日本の「死者からのメッセージ」や「通信機器を介した呪い」という概念は極めて新鮮であり、東洋的な静かな恐怖と現代テクノロジーの融合として高く評価されている。Netflix上で配信されるサイバーホラー作品やドキュメンタリー風ホラーは、国境を超えてSNS上の新たな話題を生み出し続けている。
物理的なメディア(DVDやVHS)を必要としないデジタル配信の時代において、恐怖のコンテンツそのものが「連鎖するデータ」として世界中を駆け巡る様子は、奇しくもチェーンメールの拡散構造そのものを模していると言えるだろう。