愛知県警をはじめとする治安当局は、長年にわたり「弘道会壊滅」を最重点目標に掲げ、集中的な摘発を行ってきました。当時の捜査幹部や関係者の証言によると、「弘道会は警察官に対して一切口を割らない『完全黙秘』を組織的規律として徹底してきた」とされています。この徹底した防壁こそが、組織の延命を支えてきた要因でした。
しかし、弘道会現在動向を客観的な数値で見ると、厳しい現実が浮き彫りになります。警察庁の最新統計によれば、六代目山口組を含む全国の指定暴力団構成員数は年々減少を続けており、弘道会直参組織であっても構成員の平均年齢は50代後半から60代へと上昇しています。
強固な規律を維持する一方で、新加入者の激減と高齢化という構造的問題は回避できておらず、かつてのような圧倒的な動員力を維持することは年を追うごとに困難になっています。