フラッシュ蝶番を取り付ける際は、下準備から本締めまで決められた順序を守ることで、歪みのないスムーズな開閉が実現します。
ステップ1:扉と枠のクリアランス(逃げ)を設計する
扉とキャビネット枠のサイズが全く同じだと、開閉時に必ず木材同士が擦れ合います。上下左右に各2ミリ程度のクリアランスを確保できるよう、扉の寸法をあらかじめ枠の内寸より4ミリ程度小さくカットしておきます。
ステップ2:蝶番の取り付け位置を決めて墨付けを行う
扉の上下端からそれぞれ50ミリ〜100ミリ程度内側に蝶番を配置するのが構造上の黄金比です。蝶番をあてがい、鉛筆や芯の細いシャープペンシルでビス穴の中心に印を付けます。
ステップ3:下穴ドリルで垂直に下穴をあける
ビス止めの失敗で最も多いのが、木材のひび割れとビスの斜め入りです。使用するビスのネジ部直径より0.5ミリ〜1ミリ細いドリル刃を使い、ビスの長さの7割程度の深さまで真っ直ぐ下穴をあけます。
ステップ4:扉側に蝶番をビス止めする
まずは扉側のパーツから固定します。ビスを一気に締め込まず、すべての穴に軽くネジを入れて位置がズレていないか確認してから、手回しドライバーで対角線上に均等な力で本締めを行います。
ステップ5:本体枠へ連結し、動作を確認する
扉を本体にあてがい、枠側のビス止めを行います。最初の1箇所を仮止めした段階で一度扉を開閉し、引っかかりや傾きがないかをチェックしてから残りのビスを固定します。