ネット上の情報には、現在では通用しない古い常識や危険な誤解が紛れ込んでいます。
代表的な誤解が「磁石を近づければ磁気が再着磁されて直る」という言説です。これは完全に間違いであり、家庭用マグネットや磁気治療器などを近づけると、ストライプ内のバイナリデータが完全に破壊され、二度と読み取れなくなります。
もう一つの盲点は、「カード番号が変わるリスクへの認識不足」です。磁気不良による再発行の場合、基本的に「カード番号・有効期限・セキュリティコード」は同一のまま引き継がれるケースが大半ですが、紛失・盗難扱いとして処理してしまうと番号が変更され、公共料金やサブスクリプションの支払登録をすべてやり直す羽目になります。申請時は必ず「汚損・破損・磁気不良による再発行」を選択してください。
【プロの結論】おすすめできる対策・見送るべき危険な行為
【推奨する対策】
- 日頃から磁気不良防止対策グッズ(アルミ蒸着シールドケースやセパレーター)を活用する。
- カードが読み取れなくなったら、まずはICチップ部分を柔らかい布で清掃する。
- 会計時はタッチ決済またはスマホ決済へ切り替え、速やかに公式アプリから再発行を申し込む。
【見送るべき危険な行為】
- ATMや自動券売機などの高精度・吸い込み式機器への「セロハンテープ貼付カード」の挿入。
- 金属製やすりや強力な薬品・アルコール高濃度液によるストライプ面の研磨・清掃。
- 磁気治療器やマグネットを用いた自己流の再着磁実験。