本作を現在鑑賞するためのハードルは、極めて高い状況が続いています。最大の障壁となっているのが「権利のねじれ」です。原作IPを保有するマーベル・エンターテインメントは現在ディズニー傘下にありますが、1967年版アニメーションを制作したハンナ・バーベラ・プロダクションのライブラリは、現在ワーナー・ブラザース・ディスカバリーが保有しています。
競合関係にある二大メガメディアが旧作1本のために権利調整を行うインセンティブは極めて低く、Disney+やU-NEXT、Amazonプライム・ビデオなどの主要プラットフォームで日本語吹き替え版が配信される見込みは限りなくゼロに近いのが実情です。
過去には2000年代初頭にカートゥーン ネットワークで再放送されたほか、日本国内で『スーパー・ヒーロー・クロニクル 宇宙忍者ゴームズ』としてDVD化された実績があります。しかしすでに廃盤となって久しく、二次流通市場ではBOXセットに定価を遥かに超えるプレミア価格が付けられています。図書館の映像資料ブースや、熱心なコレクターが保持する中古盤を地道に探すことが、現在における現実的なアクセス手段となっています。