神社に足を運ぶ時間が取れない場合でも、自宅で適切な処置を施せば、後ろめたさを残さずに一般ごみとして送り出すことが可能です。感謝を行動に変える財布を捨てる前の準備まとめとして、以下のステップを確実に実行してください。
最初に行うべきは、収納ポケットの完全な捜索です。カード段の奥、小銭入れの折り返し部分、隠しポケットまで指を入れて確認します。特に神社で授かった金運御守や薄い紙幣が挟まったまま放置されているケースは珍しくありません。すべてを取り除いたら、布やウェットティッシュで外側の手垢を拭き取り、役目を果たしてくれた道具への敬意を示します。
続いて行うのが、財布処分の塩によるお清めです。小皿に天然の粗塩(食卓塩ではなく天日塩が好ましい)を用意し、小銭入れと札入れの内部にパラパラとひとつまみずつ振りかけます。塩には邪気を払い、財布に蓄積したこれまでの厄を浄化する作用があるとされています。塩を振った後、「長い間ありがとうございました」と声に出すか心の中で一礼することで、心理的な区切りがつきます。
清め終えたら、古い財布を白い紙で包む方法を実践します。半紙や白い和紙、手元にない場合は清潔なA4コピー用紙で問題ありません。風水において「白」は過去の因縁を断ち切り、物事を一度リセットして無に帰す浄化の色です。財布の輪郭が外から見えないよう丁寧に包み、セロハンテープで留めます。
最終的なごみ出しでは、お住まいの自治体が定める財布の可燃ごみ分別方法を厳守します。本革・合皮・布製の本体部分は原則として「可燃ごみ(燃やすごみ)」に分類されます。ファスナーの引手や留め具の金属は、可能であればハサミやペンチで切り取って「不燃ごみ(小さな金属類)」へ分けるのが理想です。ただし、浅草の老舗革小物メーカー「Kanmi.」などの公式発信や各自治体の案内にもあるように、金具が頑丈に縫い込まれていて解体が困難な場合は、無理に外さずそのまま可燃ごみとして出して差し支えない自治体が大半です。白い紙で包んだ財布を、できれば他の可燃ごみとは別の小さな不透明ポリ袋に入れ、収集日の朝に出すのが防犯上の鉄則です。