昭和のテレビ番組史に燦然と輝く金字塔『てなもんや三度笠』。最高視聴率60%超を記録したこの怪物番組の現場で、彼は圧倒的な存在感を発揮した。生放送さながらの緊迫感が漂うスタジオで、即興に近い掛け合いと完璧な間合いを披露。コメディアンとしての底力を全国に見せつけた瞬間だった。
当時の貴重な映像は、NHKのアーカイブや放送ライブラリーにも大切に保存されている。白黒画面から溢れ出るような役者たちの熱量と、一瞬の隙も許さないセリフのやり取り。デジタル技術が進化を遂げた現在でも、彼が見せた演技の切れ味は色あせるどころか、新たな驚きをもって受け止められている。