農林水産省が公表する作物統計データを読み解くと、ソラマメの主要産地は鹿児島県や千葉県、愛媛県などに集中しており、南から北へと前線が上がるように旬が駆け抜けていく。さやが空に向かって伸びる姿からその名がついたとされるが、収穫の適期はほんの数日しか存在しない。
店頭で購入する際は、さや全体がツヤのある鮮緑色で、表面のうぶ毛がしっかり残っているものを選ぶのが正解だ。背筋の溝が深く刻まれ、触ると弾力があるものは、中で実が完熟している証拠である。さやから出した瞬間から酸化と乾燥が急激に進むため、茹でる直前までさや付きのまま保管するのがプロの常識となっている。