指先に強い痛みを生じさせる主な要因は、傷口から侵入した細菌が急速に繁殖することにある。なかでも原因菌の大半を占めるのが黄色ブドウ球菌だ。人間の皮膚表面に普段から存在する常在菌だが、爪の周囲にある角質層が傷ついた瞬間、内部へ侵入して激しい炎症を引き起こす。
深爪の習慣や爪の角を丸く切り落とす癖によって生じる陥入爪も、症状を悪化させる典型的な要因だ。鋭利になった爪の端が周囲の柔らかい皮膚組織を刺激し続け、恒常的な傷を作ってしまう。医療ニュース・皮膚科学ガイドの分析によると、スマートフォンの操作やキーボード打鍵の刺激でさえ、傷口の回復を遅らせる要因になっているという。放置すると組織が破壊され、肉芽組織と呼ばれる赤い塊が形成されるなど、治療に時間がかかる状態へと進行していく。