この公園のハイライトである展望台に辿り着くには、避けて通れない試練がある。それが397段の石段「咲くや姫階段」だ。息が切れ、太ももがかすかに震え始める頃、周囲の木々の隙間から富士山の白い峰が顔を覗かせる。
階段の途中には数多くのベンチと休憩スペースが増設された。足腰に不安のある高齢者や小さな子どもを連れたファミリーでも、自分のペースで登れる配慮がなされている。また、車いすユーザーや歩行が困難な来訪者向けには、予約制の低公害電動スロープカーの運行テストも進んでおり、インクルーシブな観光地としての成熟が見て取れる。