利用者の生々しい体験談を検証すると、ピーチに対する評価は「使い手のリテラシー」によって両極端に割れている現実が浮き彫りになります。
ネット上の掲示板やSNSで頻出するピーチ航空評判デメリットの多くは、空港での導線と搭乗手続きの過酷さに集中しています。特に関西国際空港における「第2ターミナル問題」は象徴的です。JRや南海の改札がある第1ターミナルから連絡バスで約7〜10分揺られなければならないため、駅到着から搭乗口までの移動だけで最低25分を見積もる必要があります。同様に那覇空港でも専用エリアへの徒歩移動が発生します。
現場取材で最もトラブルが多発しているポイントがピーチチェックイン期限の厳格さです。国内線の場合、出発時刻の30分前(国際線は50分前)までに自動チェックイン機で手続きを完了しなければなりません。この締め切り時刻はシステムで1秒の猶予もなく自動シャットダウンされ、電車遅延や保安検査場の混雑を理由にしても一切待ってくれません。搭乗できなかった場合、シンプルピーチであれば救済措置はなく、航空券は全額紙屑となります。
また、急病や予定変更が発生した際のピーチキャンセル料返金とピーチ予約変更手数料の厳しさも理解しておくべきリスクです。シンプルピーチの場合、自己都合によるキャンセル時の払い戻しはゼロ。日付を変更しようとすると変更手数料3,300円に加えて変更先便との差額運賃が請求されるため、「新規にチケットを買い直した方が安い」という事態に陥ります。こうしたLCC特有の冷徹なルールを把握している利用者からは「無駄を省いた最高の移動手段」と絶賛される反面、従来の至れり尽くせりなサービスを期待した利用者からは激しい不満が噴出しています。