2000年のグループ結成以来、Perfumeのトライアングルの一角として国内外のステージに立ち続けてきた樫野有香。1988年12月23日生まれで現在37歳を迎えた彼女は、年齢を重ねるごとに表現者としての深みを増しています。
広島のアクターズスクール時代から数えて四半世紀を超えるキャリアにおいて、グループとしての活動休止や目立った失速は一度もありません。2020年代半ばを過ぎた現在も、最新のデジタル演出と肉体を極限まで同期させるライブパフォーマンスは健在であり、アリーナツアーや大型フェスへの出演など、第一線での精力的な活動を継続しています。
特筆すべきは、グループ活動の盤石さに甘んじることなく、個人のライフワークを確固たるものに育て上げた点です。雑誌『Casa BRUTUS』での長期連載「古今東西 かしゆか商店」に象徴されるように、日本全国の伝統工芸や職人の現場へ自ら足を運び、手仕事の価値を現代の視点で伝える活動は、単なるタレントの趣味の領域を遥かに超えた文化的価値を持っています。