「秘密基地」というワードが新宿エリアと結びつき始めたのは、2024年後半ごろから。X(旧Twitter)やInstagramでの投稿をきっかけに「こんな場所があるなんて知らなかった」「大人の秘密基地すぎる」といったコメントが次々と拡散した。特に20代〜30代の都市型エンターテインメント需要を捉え、「映え」よりも「体験」を重視する層の心をつかんだ点が大きい。
国内の外食・エンタメ産業全体のデータを見ても、コンセプト型飲食店・体験型バーの市場は2023年から2025年にかけて約18〜22%の成長率を記録(帝国データバンク・業種別売上動向調査を参考)。単なる「おいしい店」「雰囲気のいい場所」では差別化が難しくなる中、「秘密基地」「隠れ家」「地下空間」といったコンセプトが持つ非日常感が、消費者心理のど真ん中に刺さったといえる。SNSのアルゴリズムが「珍しい場所・知られていない場所」を優遇表示する傾向も後押しし、新宿の秘密基地的スポットへの関心は右肩上がりで推移している。