カフェ アルルを語る上で欠かせないのが、店内で気ままに暮らす看板猫たちの存在です。猫カフェとは根本的に異なり、ここはあくまで本格的な珈琲と食事を提供する純喫茶。猫たちは店に雇われたアトラクションではなく、創業当時からこの空間を共に守ってきた「家族」であり、気ままな同居人としてそこに息づいています。
店内で出迎えてくれる猫たちは、店内の椅子で心地よさそうに丸くなって眠っていたり、カウンターの隅から静かにお客の様子を眺めていたりと、実に自由です。時には客席の隣のシートにふらりと座り、そのまま静かに目を細めてくつろぎ始めることもあります。この飾らない自然体の姿こそが、多くの愛猫家を惹きつけてやまない魅力と言えます。
「確実に看板猫に会える条件はあるのか」という疑問に対し、日頃の観察データや常連客の声を総合すると、いくつかの傾向が浮かび上がってきます。猫たちは昼過ぎの最も店内が混雑するランチピーク(12時〜13時半頃)には、人の出入りを避けて奥のプライベートスペースで昼寝をしているケースが散見されます。一方で、開店直後の11時半頃や、ランチの波が引いた14時半から16時前後のアイドルタイムには、のんびりとフロアをパトロールする姿が高確率で目撃されています。ただし、彼らは生き物であり、機嫌や体調によって過ごし方は日替わりです。猫に会えたら幸運、眠っていたら静かに見守るという大人の余裕を持って訪れる姿勢が求められます。