長時間の装着で避けて通れなかったのが、首周りの不快な汗ばみと熱のこもりだ。2026年のフラッグシップモデルがこぞって導入しているのが、相変化物質(PCM)を組み込んだスマートフォームである。
体温が上昇すると素材内部のマイクロカプセルが熱を吸収し、逆に冷却されると熱を放出する。このサーモレギュレーション(温度調節)機能により、10時間を超える太平洋横断フライトでも首元は常に爽やかな25度前後に保たれる。さらに、従来の高反発ウレタン特有の「押し返される圧迫感」を排除し、じんわりと包み込むような低反発と、沈み込みすぎない高密度を両立させた多層構造が標準仕様となった。