Amazon Originalドラマとして240以上の国と地域で配信された『龍が如く ~Beyond the Game~』ですが、国内外のレビューサイトでは公開直後から記録的な低評価に見舞われました。映画情報サイトFilmarksや米Rotten Tomatoesのオーディエンススコアでは極めて厳しい数値が並び、SNS上では「なぜこうなった」という困惑が広がりました。
低評価の最大の原因は、ゲームファンが愛してやまない『龍が如く』のアイデンティティがことごとく漂白されていた点にあります。原作の魅力は、重厚な任侠サスペンスの骨太さと、神室町に生きる人々の人間臭いユーモアや人情味の絶妙なバランスにありました。しかし、ドラマ版は終始ダークで殺伐としたトーンに終始し、原作が持っていた熱量や痛快さが完全に削ぎ落とされていたのです。
さらに、シリーズを象徴する名曲や象徴的なバトル演出、漢たちの魂がぶつかり合う美学が希薄だったこともファンのフラストレーションに油を注ぎました。原作の知名度と世界観を借りながら、中身は別物の粗削りなヤクザドラマに仕立て上げられてしまったことが、視聴者の強い失望を招く結果となりました。