ジャパンブルージーンズを語る上で欠かせないのが、母体であるジャパンブルー株式会社の会社概要とものづくりの歴史です。同社は1992年にテキスタイルメーカー「コレクト」として創業し、良質なデニム生地の開発・卸売を手がけてきました。その生地の完成度の高さは、名だたる海外メゾンやデザイナーズブランドから絶賛され、世界中の展示会で高い評価を勝ち得ていきます。
転機となったのは2011年、フランス・パリで開催された展示会でした。「生地だけでなく、この最高の布帛(ふはく)で仕立てたジーンズそのものを世界に見せたい」という職人たちの熱意から立ち上げられたのがジャパンブルージーンズです。欧州バイヤーたちの厳しい審美眼に磨かれたデザイン思想は、従来の「重くて硬い国産レプリカジーンズ」とは一線を画す、スタイリッシュなヨーロピアンシルエットとして結実しました。
ブランドの本拠地である岡山デニムの聖地・児島ジーンズストリートには、染色、製織、縫製、加工の各工程に熟練のクラフトマンシップが息づいています。テキスタイルメーカー直営だからこそ、中間マージンを極限まで削ぎ落とし、最高級のセルヴィッチデニムを適正な価格帯で市場へ届ける。この構造的な強みこそが、世界中に熱烈なファンを生み出し続けている最大の根拠です。