物語のフィナーレを飾る最終回では、怒涛のアクションと若林稔弥氏らしい爽快なユーモアが見事に融合したラストシーンが描かれます。数々の死線をくぐり抜けたカナコが最後に導き出した答えは、「誰かの顔色をうかがって生きるのではなく、自分の意思で人生を選び取る」という確固たる意志でした。
ブラック企業で精神をすり減らしていたかつてのカナコは完全に過去のものとなり、彼女は自分らしく笑顔で生きられる場所を自らの手で守り抜きます。衝撃的な銃撃戦の直後、あまりにもカナコらしい屈託のない笑顔とダジャレで締めくくられるエピローグは、ダークな設定を吹き飛ばすほどの圧倒的な多幸感に満ちており、読了後には清々しい余韻が広がります。